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渡辺曜研究委員会

渡辺曜について考察するブログです。

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渡辺総研コラム③:「黒澤ルビィ・ダイヤはなぜ不人気なのか?」

黒澤ルビィ、黒澤ダイヤが不人気な理由について分析・考察していきます。本文が無駄に長いのでお急ぎの方は「5-1:結論と本文要約」を読めば大体わかるかと思います。

*この記事は以下のメンバーによって執筆されました。

【渡辺研究員A、渡辺研究員T】

1.前提:なにをもって「人気」「不人気」とするのか 

まずは「不人気」という言葉の定義づけを行います。

 

当たり前ではありますが、キャラクター人気を推し量ることは極めて困難な作業であり、また一言で「人気」 といっても、その意味は一概には定義できません。

 

そのため当記事では、あくまで便宜上の措置として「キャラクター人気はキャラ総選挙における投票選抜を経て、上位に位置する状態である」という前提に立ち、総選挙の順位が継続的に下位に固定されている状態」を「不人気と定義します。

 

それでは黒澤姉妹は、この「不人気」という意味に該当するのでしょうか?

 

今回は総選挙の結果をまとめた下のグラフ画像を用いて検証していきます。

f:id:homeless467:20170313091141p:plain

↑〈画像は2017年3月13日時点のもの〉

『ラブライブ!サンシャイン!!』総選挙の人気投票順位【最新版】 - 渡辺曜研究委員会

 

1-1.黒澤ルビィの場合

上記のグラフを参照すると、黒澤ルビィの順位の下降傾向が読み取れます。

 

2015年10月に行われた「第1回センターポジション総選挙」では中間・最終結果ともに2位でしたが、総選挙を重ねるごとに順位が下落。

 

2016年10月の「第2回センターポジション総選挙」では最下位に転落してしまい、1年前のセンターポジション選挙とは大きくかけ離れた順位となってしまいました。

 

あくまでこの結果を踏まえると、黒澤ルビィは上記で示した定義によるところの「不人気」であると言えそうです。

1-2.黒澤ダイヤの場合

黒澤ダイヤはルビィとは対照的に、初期から低順位の傾向がありました。

 

転機が訪れたのは2016年10月、浦ラジ!!!パーソナリティ中間結果にて自身最高位となる2位にランクイン。2016年11月の浦ラジ!!!最終結果では見事3位以内に入賞し、ラジオパーソナリティの1人となることが決定しました。

 

ただし、この「浦ラジ!!!パーソナリティ総選挙」を単純なキャラクター人気に当てはめてよいのかという点には疑問が残ります。

 

まずこの総選挙の結果が、今までの総選挙順位の傾向と明らかに異なること、そしてラジオパーソナリティを決めるという趣旨の下、キャストという名の素地が選挙結果に影響をもたらした可能性を捨てきれないためです。

 

今まで上位を維持してきた国木田花丸が、こちらでは最下位に転落しており、このことからも従来の総選挙との性質の違いがうかがえます。

 

以上の観点から、浦ラジ総選挙の順位はキャラクター人気を測る指標には利用できない可能性があり、今までの総選挙順位だけで判断すると、やはり黒澤ダイヤも上記で示した定義によるところの「不人気」であると言えそうです。

 

2.黒澤姉妹不人気再考論:アニメにおけるキャラクター属性からの考察

今回は黒澤姉妹のキャラクター性について、アニメ媒体に限定して分析を行います。つまりCD(ドラマパート)、電撃G'sマガジン(漫画版を含む)、スクフェスについてはその対象から除外します。

 

分析対象をアニメに絞ること、これには2つの理由があります。

 

1つは媒体を限定することで、 分析にかかる労力を軽減し、また考察の厳密性を担保するため。また「黒澤姉妹の不人気はアニメがひとつの契機となっている」という仮説に則っているためです。

 

2つ目は『ラブライブ!サンシャイン!!』のファン層に、アニメをきっかけとした新規層の大幅な流入が予測されるためです。アニメ放送以降に実施された第2回センターポジション総選挙では、前回の4.5倍となる26万9608票の総投票数が記録されており*1、この数字はアニメ新規ファン層の流入、その裏付けであると考えられます。

 

またアニメという媒体はCD、電撃G'sマガジン、スクフェスよりも大きな影響力を行使できるメディアです。そのためアニメによる新規ファン層の中には「アニメは見ているが、CD、電撃G'sマガジン、スクフェスについては知らない」あるいは「アニメ媒体を中心に『ラブライブ!サンシャイン!!』というコンテンツに触れている」というユーザーが一定数いることが予想されます。

 

これが「黒澤姉妹の不人気はアニメがひとつの契機となっている」という仮説の根拠であり、正確には「アニメにおけるキャラ人気が、総選挙順位に多大な影響を及ぼしている可能性がある」という予測に繋がるものです。

 

以上2つの理由からアニメ媒体における黒澤姉妹のキャラクター性について分析し、また上記の定義で言うところの「人気」を獲得するにあたっての現状の課題と改善策について、渡辺総研の見解を示します。以降の論述はあくまで筆者個人の見解であるという点を予めご理解していただき、そのうえで読み進められることをお願いしたいと思います。

 

2-1.確認:そもそも黒澤姉妹とはどんなキャラなのか?~リスアニキャッチコピーより~

そもそも黒澤姉妹とはどんなキャラなのでしょうか?

 

これを考える上で非常に参考となる資料があります。それはリスアニガールアピールタイムにおける各キャラのキャッチコピーです。

 

これはアニメソング系の音楽情報番組『リスアニTV』の一コーナーで、Aqoursが出演する「浦の星女学院放送委員会」内での企画であり、キャストが自身の演じるメンバーにキャッチコピーをつけるというものです。

 

キャラにもっとも距離の近いと思われる存在、キャスト自身が考えたキャチコピーは、そのキャラクター性を理解するうえで有益な資料となるはずです。

 

以下の画像は、それらのキャッチコピーをまとめたものになります。これを使いながら黒澤姉妹のキャラクター性について考えていきます。

f:id:homeless467:20161222172354j:plain

そもそも「キャッチコピー」とは、対象の情報や魅力を端的に、そして印象的に伝えることを目的としています。 そのためここではキャラの「方向性(なにを目指すのかという姿勢)」や「要素(どういった人物なのかといった属性)」を抜き出して用いられることが多いです。

 

高海千歌の「めげずに輝き、目指します!」は、千歌のスクールアイドルになるためにひたむきな努力を続ける!という方向性を示したものであり、渡辺曜の「敬礼女子!」は彼女の代表的なフレーズである「ヨーソロー」にまつわる要素を表現していると思われます。

 

これらはそのキャラを知るうえで重要となる根本部分でなければならないため、まさに「キャラクター性」を象徴するものであると言えます。

 

それでは黒澤姉妹はどのような「キャラクター性」なのか、またキャスト自身によっていかにして語られたのかについて見ていきます。

 

2-1-1.「ピンクが似合う小動物」黒澤ルビィ

黒澤ルビィのキャッチコピーは「ピンクが似合う小動物」です。

 

「ピンク」とは黒澤ルビィの髪色ないしは彼女のイメージカラーを指すものでしょう。

 

また「小動物」とは気弱な性格・小柄な体形を形容するものと思われます*2

 

この「ピンク」「小動物」という言葉はルビィの要素であることには違いありませんが、果たしてこれがルビィの根幹たるキャラクター性なのか?という点には疑問の余地が残ります。もっともキャストである降幡愛氏の発言全文は、上記の画像には反映されていないため、以下に全文書き起こし文も併記しておきます。

 

私が演じる黒澤ルビィは、ピギィでピギャーな、でも、お姉ちゃんが大好きな、飴に釣られちゃうけどスクールアイドルに憧れている小動物なんです!ピンクが似合う小動物、みなさん!どうか、よろしくお願いします!

リスアニガールアピールタイム:降幡愛氏の発言・全文書き起こし文

ここで言及されているのは以下の要素です。

  1. ピギィでピギャー
  2. お姉ちゃんが大好き
  3. 飴に釣られちゃう
  4. スクールアイドルに憧れている
  5. 小動物
  6. ピンク

1.の「ピギィでピギャー」とはアニメ第1話「輝きたい!!」における黒澤ルビィの叫び声(あるいは鳴き声)のことです。

 

2.の「お姉ちゃんが大好き」は文字通り姉である黒澤ダイヤのことが好きであることを示し、

 

3.の「飴に釣られちゃう」とは1.と同じくアニメ1話で千歌が差し出す飴に釣られた描写、

 

4.の「スクールアイドルに憧れている」はそのままの意味。

 

5.の「小動物」は上記で述べた通り、あるいは目の前に飴が差し出されて反応してしまうという行動様式を指す可能性もあります。

 

6.の「ピンク」も上記での述べた通りです。

 

 

ここで指摘しておきたいのは、以上の6つの要素は黒澤ルビィの属性ではあっても、果たして本質であるのか?という問いです。「ピギィでピギャー」については後ほど改めて触れます。 

2-1-2.「ピギィでピギャーな姉?」黒澤ダイヤの場合

黒澤ダイヤのコピーは 「お堅いところもあるけど、ピギィでピギャー!!な妹と一緒なところも…」です。

 

しかしこれも小宮有紗氏の発言全文が反映されていないので、同様に書き起こし文から見ていきます。

 

ガラガラッ!(扉を開けながら)みなさんっ!ダイヤの魅力が知りたいですかっ!?ダイヤは一生懸命で、お堅いところもあるけど、ピギィでピギャー!!な妹と一緒なところもあるんです!ぜひぜひ応援してくださいね!

リスアニガールアピールタイム小宮有紗氏の発言・全文書き起こし文

ここで言及された要素は以下の通り。

  1. 一生懸命
  2. お堅い
  3. ピギィでピギャー!!な妹と一緒なところも

1.と2.の「一生懸命」で「お堅い」というのは、ダイヤの根っからの真面目な性格・その気質に言及したものでしょう。問題は3つ目ですね。

 

3.の「ピギィでピギャー!!な妹と一緒なところも」というのは妹と共通項がある点について触れているものと言えます*3。しかしこの「ピギィでピギャー!!」とは結局のところどういったものであるのかが不明瞭であること、これが黒澤姉妹のキャラクター性の問題を象徴していると筆者は考えます。

 

つまり「ピギィでピギャー!!」はバズワードとしての傾向が強いということです。黒澤姉妹といえば「ピギィでピギャー!!」ではあるが、「ピギィでピギャー!!」とは何かを説明しようとした際に、これがうまく言えない。裏を返せば、意味のよくわからない「ピギィでピギャー!!」に代わる、黒澤姉妹を表現する方向性・要素がない、あるいは現状それがうまく提示できていないということです。

 

より俗的な言い方をすれば「キャラが薄い」といえるかもしれません。

 

同じくバズワード的な表現を含むコピーとして、小原鞠莉の「セクシーでシャイニーなシャニスト姉さん」というものがあります。

 

「シャイニー☆」は鞠莉の代名詞的なフレーズですが、筆者の認識が正しければこれの初出は君ここの自己紹介だったと思います。このときは「shining」という意味合いで用いられていましたが、徐々に莉鞠独自の意味合いを含むようになり、アニメでは様々な場面で多用されるに至りました。

 

「shining」という単語からの派生であれば、「シャイニスト」も「shiniest」と取れるので、意味は比較的わかります。また「シャイニー」はイタリア系アメリカ人のハーフである鞠莉の片言設定(片言というよりはルー語に近い)を反映した表現でもある、という点を考慮しても、彼女の要素をうまく表したフレーズであると言えます。このあたりが「ピギィでピギャー!!」とは明確に異なる点です。

 

 

以上、黒澤姉妹のキャラを考える上で、「ピギィでピギャー!!」というバズワードが中心に据えられており、しかしその意味合いが不明瞭であることを示しました。また両者ともに姉(もしくは妹)について、互いのキャッチコピー内で言及されている点も興味深いです。これは互いのキャラクターがそれぞれ姉妹間関係に大きく依存していることを示唆しています。

 

次見出しでは「アニメにおける黒澤ルビィ、黒澤ダイヤはキャラが薄い」と仮定して、もしそうであればどのような点が問題なのかということを考察していきます。

2-2.黒澤ルビィのアニメ描写の問題点

黒澤ルビィのアニメにおけるキャラ描写とその問題点について考えていきます。

2-2-1.①設定が他キャラに剥奪された

これはネット上などで早くから指摘されていたことですが、黒澤ルビィの設定がアニメ化に際して他キャラに取られてしまったというものです。具体的には次の通り。

 

ルビィが保持していた設定(G's版)アニメ化における変更
特技がお裁縫 衣装係は渡辺曜
花丸と幼馴染 花丸と善子が幼稚園からの幼馴染に
メンバーのツッコミ役 善子に対する花丸のツッコミポジ
アイドル愛と豊富な知識 スクールアイドルガチオタのダイヤ
犬は苦手 犬嫌いな梨子
運動が苦手 運動苦手な花丸

他にも「男性恐怖症」という設定が「極度の人見知り」に置き換わるなど、アニメによって設定の変更が多々見られます。ただ設定の変更は他のキャラにもみられるほか、男性恐怖症はアニメでは男性キャラが登場しないという作品上の都合を反映したものであるため、一概に悪いというわけではありません。

 

問題はこうした設定の変更によって、黒澤ルビィのキャラクター性が薄れた可能性があるということです。

2-2-2.②個性のジャンクフード1年生:常識人に収まったら負け?

『ラブライブ!サンシャイン!!』では個性豊かなキャラクターが登場しますが、中でも1年生のキャラの濃さは群を抜いています。

 

上記のキャッチコピーで言うならば「方言女子」と「堕天使」が並んでおり、その中で「ピンクが似合う小動物」というのは、キャラとしては少し弱いかもしれません。

 

またルビィの場合は「究極の人見知り」という設定があり、1話でこれが反映されましたが、ストーリーが主に見知った顔のメンバー内で展開するアニメにおいて、これを発揮することは難しく、ほぼ形骸化してしまう設定といえるでしょう*4

 

さらに言えば、ルビィの場合は一緒にいる花丸の引き立て役になってしまった可能性は否めません。第4話「ふたりのキモチ」はいわゆるルビまる回ですが、これをきっかけとして検索数が上昇するなど後の「人気」をさらに高めた花丸の事例を考慮すると、あながち間違いでもないかもしれません。少なくとも、花丸の「未来ずら~」をはじめとするキャラクター性に引っ張られ、(比較的)常識人枠に押し込められたという側面はあると思います。

 

個性のサラダボウルこと『ラブライブ!サンシャイン!!』では、キャラを声高に主張しなければ存在感を発揮できない傾向にあります。たとえば主要キャラの中では比較的常識人と思われた渡辺曜も、第9話「未熟DREAMER」では制服の匂いに釣られてベランダから飛び降りるという破天荒な行いをしています。ルビィは第1話の「ピギャー!!」以外に、このような強烈な個性を主張する機会を得られず、だからこそ「キャラが薄い」と思われているのかもしれません。

 

2-2-3.③マスコット的な描かれ方「がんばるビィbot」

2-2-1. 2-2-2.で述べた通り、ルビィはキャラ設定が剥奪されさらに常識人枠に押し込められたことで、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラの中では、相対的にキャラが薄くなってしまった感は否めません。一人の人間(キャラの立ったキャラクター)としてではなく、単なるかわいい存在としてのマスコット的扱いに終始したような印象もあります。

 

特に第4話を除けばルビィは個人回がなく*5、また登場時間やセリフ量といったスクリーンタイムもそこまで多いというわけではなかったと思います。

 

そんな中で主に使われたセリフは「がんばルビィ!」。これも降幡愛氏のTwitterでの持ちネタが発祥らしいので、厳密にはルビィというよりも降幡愛氏のネタというべきかもしれません*6

2-2-4.④降幡愛性に埋没する黒澤ルビィ性

2-2-3.とも重複しますが、アニメ黒澤ルビィの場合、下手をすると声優の降幡愛氏の方がキャラが濃いという疑惑があります。

 

降幡氏はラジオやニコ生等で独自の存在感を発揮しており、一部あげるだけでも「がんばルビィ」「画伯」「セクシー家庭教師」「そういうとこあるよねー」「ミルク出ちゃうー」など抱えるネタは多岐に渡ります。

 

下手をすると黒澤ルビィを食う勢いで、降幡愛氏のキャラが濃いと言えるかもしれません。 

 

2-3.黒澤ダイヤのアニメ描写の問題点

続いてアニメにおける黒澤ダイヤのキャラ描写とその問題点について考えていきます。

2-3-1.①ストーリーへの関わり方:お堅い生徒会長は「無能」か「ポンコツ可愛い」か?

黒澤ダイヤの場合、生徒会長で千歌たちのスクールアイドル活動を(建前上)阻止するという役割もあり、セリフ量や画面出演時間といったスクリーンタイムは比較的恵まれているキャラといえるでしょう。

 

一方でスクリーンタイムがもっとも削られてしまった松浦果南が第2回センターポジション総選挙で1位を獲得するなど、出演時間とその後の「人気」推移は必ずしも一致していません。

 

この原因として、黒澤ダイヤの物語への関わり方がひとつあげられるかもしれません。つまり果南と鞠莉のすれ違いを、両者の事情を知りながら見守っていた、言い方を変えれば、「もっとも仲裁可能な立場にいながら、手をこまねいて何もできなかった」とも捉えられる点です。

 

もちろん物語のメタ的な視点で観ればダイヤが1番解決できたというだけで、ダイヤの視点に立てば、2人の事情を親身に考えた結果がアニメの行動なのかもしれません。また3年生といえども、まだまだ幼さを残す少女であることを考慮すれば、そのような行動に出たとしても何ら不思議ではありませんし、それを責め立てることも筋違いといえるでしょう。

 

しかしこのようなストーリーへの関わり方が、黒澤ダイヤのキャラを描く上でその魅力を十全に伝えきれていない要因の一つとしてあるのかもしれません。ストーリーを主導する主人公が、総選挙で上位に入賞しづらいという一連の事象を鑑みても、それは可能性として捨てきれないと思います。

 

また単純にメイン回をかなまりにとられてしまったともいえるかもしれません。

2-3-2.②ダイヤのキャラはそれ単体で自己完結している

ダイヤのキャラについて、キャストである小宮氏は「お堅い」「一生懸命」と表現しています。しかしこれらはダイヤ個人で完結してしまう性質であり、他のキャラとの絡みで発揮できる特性ではありません。あるいは上記の性質をうまく表現できるフレーズがないと言えるかもしれません。

 

たとえば花丸であれば、生活するお寺に電化製品がないために、機械を目にするたびに「未来ずら~」と感動してしまうセリフ。善子であれば、天界から追放され堕天使になってしまったという設定を再確認させる「善子じゃなくてヨハネ!」などがあります。このような会話の中でキャッチーにキャラ性を主張できるフレーズがなければ、個性は埋没してしまうかもしれません。

2-3-3.③他のキャラとの絡みが少ない

2-3-2.とも重複しますが、ダイヤの場合は他のキャラと絡む機会が少ないといえるかもしれません。物語の都合上、同じ三年生である鞠莉や果南、主人公である千歌と接触する機会はありますが、その他のキャラとはほぼ会話することはありません(ここでは姉妹である黒澤ルビィはその性質上除外しています)。

 

ただ他のキャラとの絡みが少ない、という問題点は『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラ全般にいえる事象ではあるので、取り立てて黒澤ダイヤ特有の問題というわけではありません。

2-3-4.④脱却できない絢瀬絵里の影

ダイヤはアニメ第4話「ふたりのキモチ」にて「絢瀬絵里推し」を明言しています。このことは黒澤ダイヤのキャラクター性を方向付けるとともに、彼女のキャラの在り方を不明瞭なものとするように作用した可能性があります。

 

つまり「お堅い生徒会長、でもポンコツかわいい」という属性は前作の絢瀬絵里と重複するものであり、このことが黒澤ダイヤとしての独自性を剝奪し、またキャラクター性が埋没する一因であるとも考えられます。

 

これはピクシブ百科事典を参照しても、絢瀬絵里になぞらえたネタがいくつか見られることからもいえるでしょう。

 

まだかしこい → 硬度10

PKE(ポンコツかわいいエリーチカ)→ PKD (ぽんこつかわいいだいやさま)

 

このことから多くのラブライバー(特に前作『ラブライブ!』により強い思い入れのある人にとっては)から見て、黒澤ダイヤは絢瀬絵里の二番煎じ的なキャラと受け止められた可能性があります。

3.黒澤姉妹人気獲得に至るためには

前章までは黒澤姉妹の上記の定義でいうところの「不人気」の要因について、アニメ媒体からの分析を試みました。

 

しかしここで終われば2人を貶めるだけの記事になってしまいますので、この3章から全力でフォローしていきます。

3-1.各問題点に対する個別的アプローチ

ここでは前章で取り上げた問題点が正しいと仮定し、であればどのような解決策を提示できるのかという点について個別に指摘していきたいと思います。 

3-2.黒澤ルビィのアニメ描写の改善策

黒澤ルビィのアニメにおけるキャラ描写とその問題点について、改善策を考えていきます。

3-2-1.①´設定は何かを伝える手段であって目的ではない~ルビィの伝えるべき本質~

>①設定が他キャラに剥奪された

キャラの設定改変そのものは、メディアミックスにおいて頻繁に起こりうる事象であり、ある程度は受容すべきものであります。特に多彩なメディアミックスが前提となる『ラブライブ!』というコンテンツにおいてはなおさらです。

 

上記のルビィの設定剥奪もその弊害といえるかもしれません。しかし重要なのは設定そのものではなく、それによって伝えたいとするそのキャラの本質です。黒澤ルビィの場合、それは”曲げないこと”ではないかと筆者は考えます。詳細は後述します。

3-2-2.②´大事なのは色物としての個性だけではなくメリハリをつけること

>②個性のジャンクフード1年生:常識人に収まったら負け?

個性的でキャラが立つことと常識人でないことはイコールではありません。むしろ周りのキャラが個性的であればあるほど、それにツッコミを入れるキャラの常識性は際立ち、結果キャラが立つという事例も十分あり得ます。

 

ルビィの場合は「個性的であること/常識性を持っていること」、この両要素のバランスが少し中途半端であったかもしれません。たとえば「ピギィ!」以外にも「実は腹黒であった」といった個性を強調することで、ルビィの持つ本来の常識性やしっかり者といった側面を際立たせることが可能です。詳細は後述します。

3-2-3.③´マスコットに血を通わせるということ

>③マスコット的な描かれ方「がんばるビィbot」

「がんばるビィ」という台詞は降幡氏が普及させたという経緯もあり、一概に悪いというものでもありません。むしろキャラとキャストの融合/一体化を促す『ラブライブ!』というコンテンツにおいては、むしろ推奨されるべきものではないかとも思います。

 

ただやはり安易な台詞の乱用は控えるべきだと思います。ファンサービスの域を超えて、「これを言わせておけばいいや」と公式に思われている、そう捉えられてしまうような使い方をされてはどうでしょうか。キャラとしてのルビィを見たい人々にとって、それは望んだ光景ではないかもしれません。

3-2-4.④´むしろ中の人ネタは積極的に出すべきなのか

>④降幡愛性に埋没する黒澤ルビィ性

捉え方を変えれば、多彩な特技を持つ降幡氏、彼女をキャストに迎えられたことはルビィさんにとって幸運かもしれません。先述した通り『ラブライブ!』というコンテンツのうえでは、むしろ中の人ネタは積極的にキャラに転化すべきともいえます。特に降幡氏はその多芸さからコラボ企画など企業レベルでのプロモーションにも寄与しており、Aqoursの中でも独自の存在感を発揮しています*7

3-3.黒澤ダイヤのアニメ描写の改善策

続いて黒澤ダイヤのアニメにおけるキャラ描写とその問題点について、改善策を考えていきます。

3-3-1.①´キャラとしてのダイヤ掘り下げは2期に期待?

>①ストーリーへの関わり方:お堅い生徒会長は「無能」か「ポンコツ可愛い」か?

こればっかりは今さらどうしようもない事象なので、アニメ2期に期待するほかありません。その場合はダイヤの個人回、ないしは黒澤姉妹がメインにあたる回があるとよいですね。

 

仮にダイヤのメイン回があるとすれば、個人的には次のようなエピソードがあるといいと思います(注. あくまで筆者個人の願望です)。

 

  • なぜスクールアイドルにはまるようになったのか
  • 「ぴぎゃあ」からあの網元キャラへの変遷過程のエピソード
  • Aqoursの名前の由来や旧Aqoursの活動についての話
  • 黒澤姉妹けんか回

3-3-2.②´赤ちゃん言葉と網元キャラの両立

>ダイヤのキャラはそれ単体で自己完結している

先の章でダイヤは「未来ずら~」や「だからヨハネよ」といったキャッチーな台詞がないと書いたのですが、実はあるんですよね。

 

それが「ぶっぶ~ですわ!」です。

 

アニメ第2話「転校生をつかまえろ!」にて千歌さんに放ったのが初出のはずですが、「不正解です」でも「違います」でもなく、「ぶっぶー」という表現を使うのが子供っぽいというかお茶目な印象を受けます。

 

またそのあとに「~ですわ」を付ける点も、旧網元の名家出身という育ちの良さが表れています。ルビィ以外の人間に対しては年下であってもさん付けして呼ぶあたりからも、その辺は読み取れます。

 

この「ぶっぶ~ですわ!」と「よくできまちたね~」は浦ラジにて小宮有紗氏の挨拶にも採用されています。それだけダイヤらしい台詞ということかもしれません。また渡辺総研に所属する某渡辺研究員も、

 

「ダイヤ様によちよちされたい…(恍惚)」

 

とのコメントを寄せており、このような赤ちゃん言葉プレイ(?)も一定の需要があることがわかります。

3-3-3.③´新たなCP(カップリング)は2期を待ちましょう

>他のキャラとの絡みが少ない

これもアニメ2期や二次創作で対応するしかないと思います。

 

というかダイヤさんでそんなことを言い出したら、よしりこおじさんはどうなるというんです?

3-3-4.④´絢瀬絵里と黒澤ダイヤはそもそもそこまで似ていない

>脱却できない絢瀬絵里の影

こちらは「黒澤ダイヤは絢瀬絵里の二番煎じ的な受け止め方をされている(キャラがかぶっている)」と指摘しましたが、実を言うとそこまでかぶってはいないんですよね。

 

たとえばビジュアル面からして金髪と黒髪、洋と和といった、明確な違いがあります。もっとも金髪枠は鞠莉さんに移動しただけとも考えられますが。

 

また妹への接し方、つまり絢瀬絵里の絢瀬亜里沙への態度と、黒澤ダイヤの黒澤ルビィへの態度には一定の差異があります。絵里さんはどこか抜けた妹を温かい目で導くような関係ですが、アニメにおけるダイヤさんはルビィを溺愛というレベルで愛でています(少なくとも、絵里さんは亜里沙さんに向かって「よくできまちたね~」とは言わないはず…違っていたらすみません。)。

 

最後にスクールアイドルへのスタンスも異なります。絵里さんはアニメ1期ではバレエを習っていたことから「スクールアイドルはレベルが低い」というような意識でした。一方でダイヤさんはμ'sをはじめスクールアイドルガチオタクという域に達しています。

 

以上の点をまとめると、絢瀬絵里と黒澤ダイヤのキャラが区別される点として

  1. 金髪と黒髪、洋と和のビジュアル面での違い
  2. 妹への態度
  3. スクールアイドルへの立場

の3つがあげられます。

 

特に1.の和の部分については黒澤ダイヤというキャラ特有の強みだと思いますので、前面に押し出すことで絢瀬絵里をはじめ、ほかのAqoursメンバーとも十分差別化できる要素だと思います。アニメでは着物・和琴・舞(なぜか体育館で書類を手に舞っていたが…)が登場していましたので、この部分を強化することが求められます。

 

また3.のスクールアイドルへの立場について、ダイヤさんは「スクールアイドルへの熱心なファン」という描かれ方が強調されるあまり、自らもスクールアイドルである自負・プライドという側面が若干ないがしろにされたきらいもあります。

 

「スクールアイドルオタク」という枠組みでは前作における矢澤にこ、小泉花陽を彷彿とさせます。しかし、たとえば矢澤にこの場合には、スクールアイドルとしての自覚を常に持ち、日常生活でもそれを失わないプロフェッショナルとしての意識がありました。ダイヤさんにはこのような「スクールアイドルになったからには完璧にこなす」という意識が、アニメ描写においてあまり伝わってきません*8

 

少し話がそれましたが、絢瀬絵里と黒澤ダイヤの違いとして、ポンコツ化までのスパンの差というものはあるかもしれません。絵里さんがアニメ1期までは比較的(努力が空回りするなど抜けているところもありつつ)真面目で頼れるお姐さんキャラを維持していました*9。対してダイヤさんは第1話までが硬度10を維持したピークであり、第2話からはスクールアイドルガチオタの面が判明するなど急速にポンコツ化の一途をたどりました。

 

またAqoursへの加入後の第10話以降では、さらにネタキャラとしての地位を確立します。ネタになるのは結構だとは思いますが、ネタキャラというのはあくまで本筋でのキャラの魅力がベースとしてしっかりしているからこそ、その面白さが際立つという側面があると思います。ダイヤさんは個人回がなかったことも踏まえると、その基礎としてのキャラクター性がうまく提示できていたのかは疑問が残りますし、また具体的な問題点は上記で述べた通りです。

4.渡辺総研が考える「黒澤ルビィ」「黒澤ダイヤ」の魅力と本質

ここでは黒澤ルビィ、黒澤ダイヤの魅力と本質について筆者の見解を示します。なおその性質上、「G's magazine」版設定の黒澤ルビィ、ダイヤについてもここでは取り上げます。 

4-1.黒澤ルビィの本質は「曲げないこと」

www.youtube.com

黒澤ルビィの本質は「曲げないこと」だと筆者は考えます。

 

それは自分の思いや信念を貫くために曲げないことかもしれないし、あるいは大切に思う友人や敬愛する姉のために自分を曲げることかもしれません。

 

ルビィのプロフィールは公式サイトを参照すると、

泣き虫で臆病だけれど、名家のお嬢様だけあって芯は持っている。ずっとアイドルに憧れていた。

ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site | メンバー紹介〉より

と書かれています。 これらは表面的には確かにその通りではあるものの、しかしルビィの本質は「芯が強い」や「スクールアイドルへの憧れが強い」といった安易な言葉で片づけるべきものではないとも思うんですよね。

 

つまりルビィの中には貫くべき確固たる芯というものは存在せず、その行動原理は外部にあるのではないか。「お姉ちゃんが見たくないって言うもの、好きでいられないよ(アニメ第4話より)」「(花丸はスクールアイドルに興味がないと聞いて)じゃあルビィも平気(アニメ第4話より)」といって姉のため、親友のために大好きなスクールアイドルを遠ざけるルビィを見るとそう思わされます。

 

またそれを踏まえると、ルビィのスクールアイドルへの真摯な姿勢もこれに当てはまるのではないかと考えられます。つまりファンはある種の虚像としてのスクールアイドル"黒澤ルビィ"を見ており、ルビィもまた自身はそこから離れていることを自覚しつつも漸近を試みる。

 

ファンにとっての、アイドルとしての自分を曲げないこと

 

それがスクールアイドル黒澤ルビィの本質なのではないかなと思います。

 

4-2.黒澤ダイヤの本質は「受け入れること」 

www.youtube.com

黒澤ダイヤの本質は「受け入れること」だと思います。

 

これはG's magazine版の設定ですが、そもそも黒澤ダイヤはスクールアイドルにまったくもって興味関心がありませんでした。しかしルビィを人質に取られ、千歌となんらかの勝負をして敗北、結果としてAqoursに加入することになりました(公式サイトメンバー紹介のプロフィールより)。

 

つまり黒澤ダイヤにとって、スクールアイドルとは未知の領域として受け入れたものというわけです。ただしこれはスクールアイドルに限らず、むしろ旧網元の家の長女として生まれたときから、数々の習い事や家のお役目、生徒会長などをやらなければいけませんでした。そのため当初のダイヤにとっては、習い事も生徒会長もスクールアイドルも、所詮は「自分がやらねばらならないことのひとつ」としてでしか捉えていなかったはずです。

 

そのため黒澤ダイヤは、己の運命を達観的に受け入れるキャラであるともいえるでしょう*10。しかしただ悲観的に受け入れるだけでは終わらない。「やるからには完璧にこなしてみせる」受け入れたうえでそれをやり遂げて楽しむことできる人間、それが黒澤ダイヤというキャラなのです。

 

「Aqoursに加入するって決めた時にーーどんなにばかばかしいことに見えたとしてもーーやるべきことは絶対に完遂するって決めたの。」

〈原案・公野櫻子書き下ろし小説「ラブライブ!サンシャイン!! School idol diary Aqours’ Summer Splash編」11頁〉より

 

きっかけは自分の意志ではなかったかもしれない。しかしそれをやると決めて実行するのは自分の意志。それが黒澤ダイヤとしての誇りである。筆者にはそのように感じられました。

 

運命を「受け入れること」。しかしそこから自らの意志でやり遂げ、楽しむこと。これが黒澤ダイヤという人間の本質なのかもしれません*11

 

4-3.黒澤姉妹最大の魅力は「姉妹コンプレックス」

黒澤姉妹最大の魅力は「姉妹コンプレックス」と考えます。

 

黒澤ルビィの「姉コンプレックス」については君ここCDの自己紹介パートから参照できます。

「お姉ちゃんは美人できれいで頭もよくて、周りからも頼りにされてて…、ルビィとは正反対…。でもね、アイドルでなら!もしかしたら、ルビィも頑張れば、そんなお姉ちゃんのライバルになれるかもしれないと思って…」

〈Aqours1stシングル「君のこころは輝いてるかい?」はじめましてのご挨拶・黒澤ルビィ〉より

 

スクールアイドルになって姉を見返したい、君ここCDでの黒澤ルビィにはそのような胸中がありました。

 

ちなみに君ここのCDが発売されたのが2015年10月7日(水)ですが、同じく2015年10月7日(水)より「第1回Aqoursセンターポジション総選挙」が開催され、2015年10月9日(金)に中間発表が、2015年10月30日(金)に最終結果が発表されました。黒澤ルビィはこの中間・最終結果でともに2位の好記録を残しています。

 

この黒澤ルビィ2位の要因として、人見知りで誰よりもスクールアイドルになることへのハードルが高い中、完璧な姉を見返すために努力するというその姿勢が共感を呼んだのではないかと推察できます。

 

また家庭の方針で、姉と同様に習い事をこなし髪を長く伸ばしていたルビィが、中学に入る前に習い事もやめ髪も短く切ってしまったというエピソードがあります。これは同じ土俵に立っても「ダイヤには勝てない」という「姉コンプレックス」を発揮したゆえではないかとも考えられ、上記のルビィの姿勢を改めて補強しています*12

 

このように黒澤ルビィは黒澤ダイヤに対して「姉コンプレックス」があることがうかがえますが、G's magazine版のダイヤさんには妹にあきれるような表現こそあれ、妹コンプレックスをこじらせているような箇所はあまり見受けられません。

 

ただしスクフェスのストーリーにて「自分はルビィと違って可愛くない…」という趣旨の発言をしているので、見えづらいだけで黒澤ダイヤもまた黒澤ルビィに対する「妹コンプレックス」を持ち合わせている可能性はあります。

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↑上記画像3枚は〈スクフェスAqoursメインストーリー1章「私たち、Aqoursです♪」3話〉より 

よって黒澤姉妹は互いにある種の姉妹コンプレックスを持っていると言えるかもしれません。

 

4-4.番外編:アニメ2期で強化すべき(?)黒澤ルビィ・ダイヤの属性

ここからは番外編になりますが、アニメ2期ではこういう部分を強化するとより黒澤ルビィ、ダイヤのキャラがたつのではないかという箇所をざっくり紹介していきます。

4-4-1.黒澤ルビィの「略奪」性

黒澤ルビィといえば「略奪」という性質があります。これには3つの根拠があります。

 

一つ目はアニメ第9話「未熟DREAMER」にて、同曲の衣装で黒澤ルビィが姉のダイヤから靴下を盗んだ疑惑があります。以下のリンクで指摘されているほか、浦ラジにてキャストの話題にも上がりました。

lovelive-sunshine.info

 

姉に虐げられてきた黒澤ルビィ、その怨嗟から靴下を盗んでしまったのかもしれません。

 

2つ目としては渡辺曜からのたこやき万引き疑惑です。疑惑の画像は以下のものになります。

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↑画像は〈「 ラブライブ!サンシャイン!! FIRST FAN BOOK」〉88頁より

ご覧の通り、渡辺曜が千歌に気を取られたうちに、こっそりたこやきに手を伸ばす様子がうかがえます。

 

盗人猛々しいとはまさにこのことでしょう。

 

3つ目はダイヤのアイスクリームを窃盗した罪です。これは犬に襲われた(?)際にルビィ本人が心の中で自白しています。

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↑画像は〈ラブライブ!サンシャイン!! FIRST FAN BOOK〉60頁より

また吠えたーー。

しっぽをあんなにピコピコ振ってるーー。

きっとすごく怒ってるんだ。どうしよぅ。これってきっと、昨日ダイヤお姉ちゃんのアイス、こっそり食べた天罰かな、やっぱりー。うわ~ん、もう、足がすくんで動けないよぅーーお姉ちゃん、早く助けて~!!

〈ラブライブ!サンシャイン!! FIRST FAN BOOK〉61頁より

このように黒澤・スティーラー・ルビィには盗人属性があり、その本質は「略奪」といえるんですね。 

 

 

と書いてみましたが、根拠のうち前の2つはあくまで風評被害なんですよね。靴下はそういうデザインですと言われればそれまでですし、たこやきについても、「はじめに渡辺曜がルビィにたこやきを勧め、そのすきに千歌がぱくついた」と考える方が自然です。ですので疑惑という表現にとどめています。

 

実は紹介した資料は時系列が新しいものから古いものへとなっているため、まず姉のアイスを盗んだという前科がルビィにはあり、そのため後のイラストやアニメなどで「ルビィが盗んだ!」とネタになっているわけです。

 

というわけでネタが発祥といえばそうですが、ルビィの「略奪」属性、悪くないと思います。

4-4-2.黒澤ルビィの「失言」癖

黒澤ルビィといえばアニメでは「失言」癖が見受けられました。

 

第5話「ヨハネ堕天」では善子さんの堕天放送動画を勝手にメンバーに公開するという暴挙に出たほか、第9話「未熟DREAMER」においても、

 

ルビィ「(果南は途中でなにかをやめるような性格ではないという千歌の話に対して)とてもそんな風には見えませんけど…ハッ!すみません…」

〈第9話「未熟DREAMER」〉より

ルビィ「でもこの前弁天島で踊っていたような…」

〈第9話「未熟DREAMER」〉より

先輩であるはずの果南に対しての無礼発言や黒歴史開示など、 失言を重ねました。

 

アニメのこのようなところが「黒澤ルビィ=鬼畜」という言説につながっている可能性もあると思います。鬼畜ルビィ

 

二次創作におけるルビィの鬼畜属性はここが遠因なような気もしますが、実は腹黒だった…とした方がキャラ的にはおいしいと思うのは筆者だけでしょうか。

4-4-3.黒澤ダイヤの「ツンデレ」属性

黒澤ダイヤにはめったにお目にかかれませんがツンデレ属性があります。こちらです。

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↑画像は〈「電撃G’s magazine 3月号」〉22頁より

このイラストを見た時、「これだ!」と思いました。

ポニーテール、赤を基調とした大人びた服装、「チョコをあげに来たわけではない(あげないとは言ってない)」、正直このイラストを見たときはダイヤ様推しになるかと思いました。それだけ素晴らしい出来栄えです。

 

ここで重要なのはツンデレ、ではなく「恥じらい」です。

 

「胸は捨てども恥じらいは捨てるな」という言葉があります。まさにこれです。アニメ版黒澤ダイヤに足りないものは、大和撫子としての奥ゆかしい恥じらいだったのです。

 

バレンタインというと以前にも黒澤ダイヤの動画はありましたが、そのときはチョコの代わりに愛を捧げます!という重たい女プレゼントでした。

www.youtube.com

重すぎる愛はときとして人を遠ざけます。

 

黒澤ダイヤさんにはぜひ、上記イラストのような恥じらいによる可愛らしさを前面に押し出してもらうのがよいと思います。であれば、この際Tポイントが5倍貯まるでもいいと思います。

www.youtube.com

4-4-4.黒澤ダイヤの「大人っぽさと子供っぽさ」の同居

黒澤ダイヤといえば大人びて見えると妖艶さと、ふと見せる子供らしい表情、この2つのギャップが魅力のキャラだと考えます。それが現状一番表現できているのは、スクフェスのUR黒澤ダイヤだと思います。

こちらは和の象徴たる巫女服である点もポイントが高いです。

 

アニメではなぜか渡辺曜が制服繋がりということで巫女服を着ていましたが、巫女服や着物服こそ、黒澤ダイヤが先頭に立って着るべきだと思います。黒澤ダイヤUR(晴れ着姿編)も似合ってましたよね。 

 

アニメでもこのような点に力を注いでいただければと強く思います。

 

4-5.アニメで黒澤ダイヤ・ルビィがよく描けていたところ

先のような書き方をすると、黒澤姉妹の扱いをめぐって「アニメはクソ!G's版こそ至高!」というような意見にも捉えられると思います。しかし、ここではそうではないということを明確に主張しておきます。

 

そのため簡単にではありますが、アニメ各話数において、黒澤ダイヤ、黒澤ルビィの個人的によく描けているなあと思った箇所を紹介していきます。

  • 太字が話数
  • 赤字が黒澤ダイヤについての当該シーン
  • ピンク字が黒澤ルビィについての当該シーン
  • 通常黒字が筆者によるコメント

という風に書きわけています。 

 

アニメのよかったところ

第1話 千歌に触れられて「ピギャアア!」と叫ぶルビィ。賛否両論あるが、男性恐怖症を人見知り設定に置き換えたのは悪くないと思う。

    ルビィが助けてお姉ちゃんと叫んだ後に登場した黒澤ダイヤ。今思えば妹のためにすぐさま駆けつけたとも考えられる。

第2話 ダイヤ「ぶっぶ~ですわ!」上記の記事で述べたようにこのセリフはダイヤをよく表していると思う。

第3話 ダイヤが鞠莉に胸を揉まれ「ここは相変わらずだけど」と言われ、「やかましい!…ですわ」という台詞。普段のお嬢様口調とは別に、3年生同士での素の口調や態度が垣間見えたシーンだった。

  千歌たち2年生が校内ライブの宣伝を放送したとき、ダイヤさんが着物で和琴の稽古をしていたシーン。和の要素はダイヤさんの特権なので、ぜひ前面に押し出していただきたい。

  校内ライブで停電トラブルに見舞われたとき、ダイヤさんが発電機を持ち出しライブ続行を助けてくれたシーン。言葉の上では反対しつつも、決して本心からスクールアイドル活動に反対しているわけではないことを示したシーン。

  ダイヤ「これは今までのスクールアイドルの努力と、町の人たちの善意があっての成功ですわ!勘違いしないように」このセリフのための第3話といっても過言ではない。

第4話 「わたくしは断然エリーチカ!生徒会長でスクールアイドル!クールですわ~」なんか面白い。これが注目されるあまりルビィさんの「花陽推し」という要素があまり目立たなくなった。

*13

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   ↑またダイヤさんのポニテがかわいらしい(もっとやれ)。黒澤姉妹の仲のよさがうまく描かれていた。

*14

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   ↑みんなが話している間も黙々と振付を確認するルビィさん。スクールアイドルへの真摯な姿勢がよく描かれている。

   階段ダッシュのとき、遅れる花丸を気遣って、待ってあげるルビィさん。友達想いな一面が伝わる。

第5話

   ↑ルビィさんマジ天使(?)これは評判よかったと思う。

第6話 松月で集まったAqoursのメンバー。門限ギリギリになり花丸ちゃんを引っ張って帰るルビィさん。「ほら、花丸ちゃん!お口にあんこついてるよ」←こちらは降幡氏のアドリブだと思いますが、結果ルビィのしっかり者としての一面が強調された。 

第7話 ルビィ「花丸ちゃん夜食べると太るよ~」スクールアイドルなら体重やスタイルを気にしなきゃね。このプロ意識さすがと言わざるを得ない。

   ルビィ「それよりそろそろ布団しかなきゃ…」ルビィが先輩たちを差し置いて真っ先に布団の準備をしたシーン。メンバーの中でルビィさんの常識性が際立つ。

第8話 ダイヤに会うまで涙をこらえていたシーン。自分が泣けば他のメンバーに迷惑がかかると思いこらえていた。どこまでも他人想いな姿が描かれていた。と同時にダイヤさんの母性あふれる表情もポイント高いです。

  深夜、他のメンバーが東京ライブの順位に落ち込む中、ルビィだけが振付を練習していたシーン。自分たちがどれだけ頑張ってきたかはお客さんには関係ない、ステージでのパフォーマンスこそがすべて。どこまでもひたむきにお客さん想いに、スクールアイドルとしての矜持をうかがわせた名シーン。

第9話 

   ↑通称「煽ルビィダンス」なんか面白い。

第10話 ダイヤ「さすが⤴は我が妹!かわいいでちゅね~よくできまちたね~」ルビィ「がんばるビィ!」←仲の良い姉妹コント

 

    ルビィ「ふんばるビィ!」←賛否両論ありますが、「がんばるビィ」に続く派生形を提示したのは悪くないのではないかと

 

第12話  追い回されるルビィの代わりに写真を撮らせてやると申し出るも、ファンに認知されていないダイヤさん。←PKD

 

第13話  机をまたぐ鞠莉、靴のままプールに飛び込むメンバーに向かって「はしたないですわよ!」と注意するダイヤ。育ちの良さが示されると同時に、メンバーのお母さん的ポジションにも見える。

      3年生の涙。いうまでもなくよかった。

5.総括

5-1:結論と本文要約

とても長々と書いてしまいましたが、「つまりこの記事は何が言いたかったの?」ということで、要点をまとめます。

 

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本記事では「黒澤ルビィ・黒澤ダイヤの総選挙における順位の不調とその要因」について考察しました。もしも筆者が示した一連の問題点や改善策が全て正しいと仮定した場合、次のことがいえます。

 

アニメ1期における黒澤ダイヤ、黒澤ルビィの描写には、G's magazine版などにおける同2名のキャラ描写と比較して、明らかに欠如した点が見受けられる。それは次の通りである。

  1. ルビィ・ダイヤが両者ともに持ち合わせている「姉妹コンプレックス」の描写
  2. 黒澤ルビィの本質「曲げないこと」の描写
  3. 黒澤ダイヤの本質「受け入れること」の描写

5-1-1. 1.黒澤姉妹の「姉妹コンプレックス」について

G's版の黒澤姉妹は「完璧でなんでもできる姉」と「ドジでのろまで失敗ばかりの妹」という対比の中、ある種の緊張関係に置かれている。その中で「何もできないけれどスクールアイドルでだけは負けたくない!とひたむきに、そして健気に努力をするルビィの姿、そして普段は厳しいけれど見えにくい形で温かな愛情を示す黒澤ダイヤ、しかし自分が持っていないものを持つルビィに羨望の眼差しを向けている。この両者の関係性はときに「コンプレックス」に、ときに自らを奮い立たせる原動力となっており、これがG's版黒澤姉妹の最大の魅力である。

 

しかしアニメでは大の仲良し姉妹に改変されており、結果として「仲の良いピギィ姉妹」という扱いに終始、そのため上記のような魅力を引き出しまた提示できていない。

 

5-1-2. 2.ルビィの本質「曲げないこと」

黒澤ルビィの本質は「曲げないこと」であり、その行動原理は他者に由来している。G's版では幼いころから寺育ちのために世間に疎いとからかわれていた花丸をかばい、顔を真っ赤にして怒ったというエピソードがある*15。これはルビィの他人想いな一面を象徴すると同時に、親友である花丸との強い結びつきを示した話でもある。

 

しかしアニメでは善子と花丸が幼稚園からの幼馴染設定に改変されたことで、上記のエピソードが消滅。ルビィと花丸の絆はアニメ4話で描写されたものの、やはり善子と花丸の幼馴染関係の方が前面に出てしまった*16。そのためルビィの先述のような魅力が半減してしまった。

5-1-3. 3.ダイヤの本質「受け入れること」

黒澤ダイヤの本質は「受け入れること」であり、それは旧網元の名家として生まれたことに由来する。生まれたときから黒澤家としての宿命を背負うことになり、そのため家のお役目や数々の習い事、生徒会長などを務めることになった。G's版の当初の黒澤ダイヤにとって、「スクールアイドル」もまた習い事や生徒会長と同じくただ「受け入れる」ものに過ぎなかった。しかし「受け入れた」のち、それをやり遂げて楽しむこと、これが黒澤ダイヤのダイヤたるゆえんであり、またスクールアイドルにまったく興味関心のなかったダイヤがその魅力に触れて「輝き」を知る過程こそ、『ラブライブ!サンシャイン!!』が掲げる「輝きたい!」という根柢のテーマにも繋がるものであった。

 

しかしアニメ版ダイヤは最初からスクールアイドルオタクとして描かれたことで、上記のようなダイヤのキャラクター形成に関わる重大な局面を省略してしまい、ダイヤの魅力半減に転じていると言わざるを得ない。

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要約と言いつつ、また長くなってしまったのですが、本記事の趣旨はこのような内容になります。

 

ただ本文全体でも繰り返し述べている通り、多様なメディアミックスを前提とする『ラブライブ!』において、「アニメはG's版のいいところを描けていない!」と非難することはまったくのナンセンスであるということ。そして上記の内容は、筆者の認識や仮定に誤りがあった場合、すべて的外れの主張になるということははっきりと示しておきたいと思います。

5-2.感想

今回は黒澤ルビィ、黒澤ダイヤの上記定義でいうところの「不人気」の理由について主にアニメ媒体から分析し、また自分なりにその改善策などを提示してみました。

 

公平を保つために述べておきますが、この文章を書いている筆者(=渡辺研究員T)は花丸推しであり、特に黒澤姉妹を推しているというわけではありません。ただ本文執筆にあたって、黒澤ダイヤ推しである渡辺研究員Aさんと数時間以上の議論を重ねるなど、それなりに事前調査はしたつもりです。ただルビィについては推しの研究員がいなかったこともあり、若干調査不足の感が否めません。

 

また筆者(=渡辺研究員T)としては、ダイヤかルビィかであれば、ダイヤ派であり、そのことが若干偏りとして本文に反映された可能性はあります。もちろん両者が公平になるよう意識はしたつもりです。

 

いずれにしても、本記事はダイヤ、ルビィの総選挙順位の低さなどを嘲笑するといった意図はまったくありませんし、キャラの人気の有無の責任を各媒体に求めるものでもないということは、はっきりと明言しておきたいと思います。

 

願わくば、黒澤ダイヤ、黒澤ルビィのいずれかが来る日の総選挙で1位を獲得し、この記事が「的外れの指摘ばかりな、無意味な産物」となることを期待します。

共著 / 渡辺研究員A・渡辺研究員T

 

また本記事執筆にあたって、以下のエントリーは特に興味深い考察だと感じ、また参考にさせていただきました。てぎ(@tegit)さんの黒澤ルビィ・ダイヤに関する記事です。黒澤姉妹の考察記事として、僭越ながら推薦させていただきます。

tegi.hatenablog.com

tegi.hatenablog.com

 

【参考文献】

*1:【最終結果速報】『ラブライブ!サンシャイン!!』Aqours第2回センターポジション総選挙 結果発表! | 電撃G's magazine.com

*2:ただし「小動物」という表現は、アニメ以外の媒体から引用された可能性もあります。

たとえばスクフェスでも「小動物」を含む台詞が確認できるほか、

【衝撃】黒澤ルビィちゃん人間じゃなかったのか…【ラブライブ!サンシャイン!!】 | Aqours☆PUNCH!! ~ラブライブ!サンシャイン!!情報サイト~

電撃G'sマガジンの版権イラストでは小柄な犬に怯える様子などが描かれています。

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↑画像は〈ラブライブ!サンシャイン!! FIRST FAN BOOK〉60頁より

小柄な犬にも怯えてしまう⇒小動物という解釈?

 

また小柄な体形という意味にも捉えられなくはないですが、身長という意味では黒澤ルビィは154㎝、そしてAqoursでもっとも低いキャラが国木田花丸で152㎝とあるため(公式サイトより)、単純な体躯のことよりは精神的な要素を指しているものと思われます。

*3:アニメ第9話「未熟DREAMER」では幼少期のダイヤも「ピギャー!!」という鳴き声をあげていたことや、善子にプロレス技をかけられた際のリアクションがルビィ・ダイヤともに似通っていた点など、姉妹での共通点が多いという意味だと捉えられる。

*4:一応アニメ第12話「はばたきのとき」にて、握手を求めるモブから逃げる描写があるが(人見知りだから逃げた?)、やはりキャラとしては弱いだろう。

*5:第4話は先述の通りルビまる回である上に、後の総選挙順位を考えれば花丸に有利に働いたとも考えられる。

*6:ただし『ラブライブ!』という作品ではキャストのネタや設定が公式に逆輸入されることもしばしばあるため、降幡氏のネタか、ルビィのキャラかを厳密に区別することはあまり意味のないことのようにも思えます。

*7:降幡愛氏は以前から写真趣味や『写ルンです』の愛用を公言しており、 

降幡 愛 on Twitter: "アイコン変えました
写ルンですに夢中な降幡です📷
色んな写真あげてくぞぉ~!
徐々に上達するようにがんばります☺ https://t.co/XPnNMlmODd"

その後『ラブライブ!サンシャイン!!』としても正式な形でコラボ商品の予約発売が決定。

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さらには降幡氏自身も雑誌『フォトテクニックデジタル』で単独表紙を飾るなど、『ラブライブ!』史上類を見ない形での異業種コラボとなった。

フォトテクニックデジタル 2017年 04 月号 [雑誌]

フォトテクニックデジタル 2017年 04 月号 [雑誌]

 

 

*8:スクールアイドルとしてのプロ意識なるものは、どちらかと言えば黒澤ルビィの方に見受けられる。ダイヤさんは「スクールアイドルファン」「ネタキャラ」という要素がフォーカスされすぎているように思える。

*9:アニメ2期では自らが幼稚と評していたA-RISEのパフォーマンスに圧倒されてしまうなど、ポンコツ化が進む。

*10:アニメにおける黒澤ダイヤは最初からスクールアイドルオタクとして、嫌々受け入れたどころかむしろ積極的に楽しんでいました。これはG's版との明確な差異であるものの、しかし、鞠莉と果南のすれ違いを前に、二人の判断・想いを「受け入れた」ダイヤの姿勢はG's版にも通ずるものがある。

*11:このように考えると、姉妹両者ともに外的要因に多く影響を受ける点が共通であると言えるかもしれない。

「曲げないこと」黒澤ルビィと、「受け入れること」黒澤ダイヤ

どちらもその行動原理や動機は、はじめは外部にあるという点は興味深い。その外部にはそれぞれ姉(または妹)の姿も含まれている。

先に「互いのキャラクターがそれぞれ姉妹間関係に大きく依存している」と述べたが、これにはこのような事情も影響しているのではないか。

*12:参照元:「電撃G's magazine 2016年8月号」42頁より

*13:画像はラブライブ!サンシャイン!![B-ch] 第4話 ふたりのキモチ|GYAO!|アニメ〉より

*14:画像はラブライブ!サンシャイン!![B-ch] 第4話 ふたりのキモチ|GYAO!|アニメ〉より

*15:参照元:〈ラブライブ!サンシャイン!! FIRST FAN BOOK〉47頁より

*16:ただアニメからよしまるのCPに目覚めた筆者としては、あまり大きな声では言えない